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嘘つきな唇

第5章 *未来予想図*


……ルウSide……


……俺は……
雪奈を会社まで送ってその足で、
マンションに帰って来た……


……美砂に……
逢わ無い事を願いながら玄関のドアを開けた。


……だけど……
俺は変な違和感を感じずに居られ無かった……


まず玄関に美砂のパンプスが無かった……


……あれ、出掛けてるのか?……


……まあ美砂に……
逢わない事に越した事は無いんだけどな……


……でもやっぱり何かおかしい……
部屋が静か過ぎる……


……美砂居ないのか?……


……だけど部屋に入って……
俺の違和感は的中する事になる……






……え、何だよこれ?……





……何と……
部屋の荷物が全部無くなって居たんだ……





……美砂から俺から離れて行ったのか?……




……あの美砂が?……





……俺は……
少し動揺して部屋の中を見渡した……


するとリビングのテーブルの上に、
何か手紙の様なものが置いてあった……


……やっぱり美砂は……
この家を出て行ったんだ……







……そう俺より先に……





……俺は……
気持ちを落ち着かせて、
美砂の手紙を読んで見る事にした……

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