
嘘つきな唇
第5章 *未来予想図*
大衆食堂に行くとそれなりに、
混んで居た。
ほんとにこんな騒がしい店で、
話しなんて出来るのか?……
「……相川、何食う?……
俺が奢るから何でもいいぞ♪」
「はい。有り難うございます♪」
私は一通りメニューを見て、
「じゃあA定食でいいですか?」
「おお、いいぞ♪」
「……すみません!……」
「……はあい♪……」
「……えーと……
A定食と焼き肉定食2つね♪」
「……はあい!……お待ち下さい♪」
「……さて相川……
お前入社して何年になる?」
「……7年です……」
チーフ、いきなり本題か。笑
チーフも忙しい人だからまあ、
仕方が無いけど……
……するとチーフは……
大きなため息をついて私を見た……
「……そうか、7年か……」
「……はい。チーフ……
突然申し訳ありません。でも、私!」
「……理由は?……」
……
私が答えないで居ると、
チーフが大きなため息を吐いた……
