桜花楼の恋
第7章 募る想い
北山宏光━
お前があの郭へ売られる事を太輔に教えたのは俺だ、それであいつは。
藤「お願いします」
父「自分が何を言っているのか分かっているのか」
母「よりによって、そのような場所へ行きたいだなんて」
藤「確かめたいんだ、どうしても」
父「条件を飲むのなら許してやってもいいが」
今回のことは自分にも責任がある。
いや、お前の気持ち次第では主君の意に反してでも太輔の想い遂げさせてやりたいと思っているんだ。
だから、俺なりのやり方で確かめさせて貰うよ。
お前が、自分の忠誠心を賭ける程の価値がある奴かどうかを。
こっちも命懸けの勝負、本気を示せ。
それが新たな道を開くきっかけになるのかもしれないし。
周りの連中も含め、恨まれることも憎まれる事さえ苦には感じたりしない。
あいつ、太輔の為なら。
仕える主君は終生ただ1人 出会った日から決めていた、その瞳を見た瞬間に。
幸せな笑顔を見届けてやりたいと、そう思い今日まで仕えて来たんだ。
手打ち覚悟で行く。
心して掛かって来い分かったな。
それは、自分の全てを無くしてでも惜しくはないと決心しての。
一世一代の大芝居だった、周囲の者たち全員を相手にし。
お前があの郭へ売られる事を太輔に教えたのは俺だ、それであいつは。
藤「お願いします」
父「自分が何を言っているのか分かっているのか」
母「よりによって、そのような場所へ行きたいだなんて」
藤「確かめたいんだ、どうしても」
父「条件を飲むのなら許してやってもいいが」
今回のことは自分にも責任がある。
いや、お前の気持ち次第では主君の意に反してでも太輔の想い遂げさせてやりたいと思っているんだ。
だから、俺なりのやり方で確かめさせて貰うよ。
お前が、自分の忠誠心を賭ける程の価値がある奴かどうかを。
こっちも命懸けの勝負、本気を示せ。
それが新たな道を開くきっかけになるのかもしれないし。
周りの連中も含め、恨まれることも憎まれる事さえ苦には感じたりしない。
あいつ、太輔の為なら。
仕える主君は終生ただ1人 出会った日から決めていた、その瞳を見た瞬間に。
幸せな笑顔を見届けてやりたいと、そう思い今日まで仕えて来たんだ。
手打ち覚悟で行く。
心して掛かって来い分かったな。
それは、自分の全てを無くしてでも惜しくはないと決心しての。
一世一代の大芝居だった、周囲の者たち全員を相手にし。
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