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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第9章 平日午前中の恋人♡沙織SIDE♡

「斗真さんも……これ……」


ワイシャツの襟元を摘まんだ。


私が温もりを感じたいのは
斗真さんという一人の男性。


誰かの夫じゃない。


「今日はごめんね。時間がない」


不意に壁掛け時計に目をやると
そろそろランチタイムが始まる時間。


斗真さんと私に与えられた時間は
たったの一時間。


「だから時間ギリギリまで
沙織ちゃんの身体を愛したい」

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