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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第9章 実周室長と財前さんの話し!


特に、行きつけの店なんかない俺は…落ち着いて飲める重役が話していた店に財前と向かった――――…









「――――…おっさん臭丸出しの店ですね…」



「わ、悪かったな――――…重役が良いって言ってたから…個室しか無いって知らなかったんだよ…」




俺と財前の向かった店は…いかにもお忍びで来ますって感じの――――…完全個室の出入りも人と鉢合わせにならない…



ザ・いかにも愛人と来ますよ!的な…料亭…



そりゃぁ…落ち着いて飲めるはずだよ…




「ま、ある意味私たちもお忍びで来ますって感じだからいいんじゃないですか?」




「は?――――歓迎会だろ?」



「――――…まだ…ね」





また、意味不明なことを……



俺たちは通された個室でとりあえず乾杯した――――…




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