テキストサイズ

腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第3章 ~幼馴染との再会~

有理君の声に、声フェチセンサーに反応した僕は、デビュー同時から応援している。

「うーん…。」

有理君の顔を見る度に、いつも思うのがどこかで会ったような、感じがするのは何故だろう…?

-???視点-

「……。」

よし、今のところ変装はバレてないな。

自由時間の間、アメニイトでゆっくり疲れを癒やそうっと♪

「ん?」

僕は、ソングボーイズのコーナーで、1人の男子学生が楽しそうにしながら、グッズを見ているのを発見する。

「奏太君の新しいグッズは、イメージカラーのブレスレットと、手帳にボールペンか~」

「!」

へぇ~、あの人は奏太推しか。

「ボイス付きのグッズも、販売してくれたら良いのに
大好きな有理君ボイスを、毎日聴いたら悶え死ぬかも」

「!!」

あの人、奏太と奏太の声優も大好きなんだ。

「……よし…。」

僕は気付かれないように、そーっと彼の後ろに近付く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ