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「郁、真琴～♪」

同じ階の、別ジャンルのコーナーに行ってた大輔君が、ご機嫌な様子でやって来る。

「あなのとらになかった、新刊の同人誌がこっちにあったよ～♪」

「へぇ～、良かったね！」

「俺も、ちょっと別ジャンルのコーナーに行って来るよ」

そう言って、真琴は別ジャンルのコーナーに向かった。

「郁は、何かあったのか？」

「ううん、こっちではなかった
あと、さっき買った同人誌が安く販売されてたよ…。」

「あぁ、それたまにあるパターンだよな～」

それから、別ジャンルのコーナーから戻って来た真琴君。

その手には１冊の同人誌があり、大輔君と一緒にレジへ会計しに行った。

◇アメニイト日本橋店の前◇

「よぉ、郁！」

「数多君、今から帰るの？」

「おう！
兄ちゃんと、兄ちゃんの恋人にも会えたし、漫画も買えたからな♪」

アメニイトの前に着くと、中から数多君がアメニイトの袋を持って出て来た。