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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第15章 ~僕達のその後~

「……。」

僕と数多君は、俊樹君とはあの一件以来ずっと絶縁状態。

俊樹君も俊樹君で、別の友達らと連むようになった。

時々、僕達を見ていたけど僕と数多君は無視した。

俊樹君のその後は、僕達は全く知らない。

「もうすぐ、あの日と同じ日だな…。」

湖南さんが、僕を庇って亡くなった日。

僕は毎年、同じ月日になると湖南さんの墓参りに必ず行っている。

それ以外の日も気が向いたら行き、近況報告をしてるんだ。

高校1年生の2学期。

事情を知ってる松岡先生から、他のクラスメート達へは親の海外転勤で夏休みの間に、湖南(南君)さんアメリカへ旅立ったって事にしていた。

僕は、松岡先生にこっそり呼び出されて湖南さんについて、いろいろ聞かれて最期の事も話した。

「やあ、郁君!」

「久しぶりだね!」

「晴希さん、始さん久しぶりです!」

駅に向かって歩いてる最中、2ヶ月ぶりに晴希さんと始さんと再会する。

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