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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

「お前の気持ちもわからんでもないけど、コイツらの気持ちもわかってやれよ!」

「部外者のクセに、わかったような事を言うな!!
俊樹君にはわからないだろ!?
いじめられっ子の気持ちが、当時どんだけ辛い気持ちだったか、信じてた親友に見捨てられた気持ちが、助けを求めても助けてくれなかった絶望した僕の気持ちがッ!!」

今の僕は、自分の感情をコントロールが出来ない。

「このクズ達から話聞いただけで、知った風に偉そうに言わないで!!
僕の気持ちを、ちっともわかってないくせに!!」

「郁、ちょっと落ち―――――」

「うるさい、黙れ暑苦しい!!」

「なッ!?」

僕は、数多君を見た。

「数多君は、どうなの…?
俊樹君と同じ考えなの…?」

「正直に言うと、郁のコイツらを拒む気持ちもわかるしコイツらの郁と仲直りしたい気持ちもわかるよ
だけど、俺は郁がこの2人と仲直りしたくないなら、別にそれならそれで良いと思う」

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