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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

◇道中◇

「ホアチャー!」

「ぐぁッ」

「アチョー!」

「がはッ」

この場から逃げようとする、10人組のチンピラ達を次々に倒していくヤンス青年。

てか、ヤンス青年めちゃ強い…。

「ヤンスー!」

「ぐぇッ」

ストレートジャブ、後ろ上段回し蹴り、四方投げ、一本背負いなどいろんな格闘技を使って、残り数人に追い詰めるヤンス青年。

他の警官達は、倒れてるチンピラ達を捕まえていた。

「高山さん、大丈夫ですか?」

「郁君も大丈夫?」

「はい、大丈夫です…。」

「ナイスタイミングで来てくれたよ」

晴希さんと始さんは、僕と南君のそばに駆け寄る。

「え、あの…高山って…?
それに、何で2人は南君に敬語なんですか?」

「急に言われて混乱するだろうし、信じられないかもしれないけど
このあと、詳しい事を話すから少し待ってて」

そう言って、南君はヤンス青年と残り3人のチンピラの方を見る。

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