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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第8章 ~ステージ上で倒れる郁~

有理君は、深呼吸すると再び口を開く。

「では、聴いて下さい!
Go Song」

前奏がかかり、有理君は歌い始めた。

「きみの元へ行くよ」

「「「行く 行く 行く」」」

コーラスパートを、他の3人が歌う。

「きみを もっと 広い世界へ 連れて行くよ」

「「「行く 行く 行く」」」

新曲も歌い終わり、次は握手&ハグのコーナーの番がやってきた。

「次は、握手&ハグのコーナーといきたいんですが」

「俺達、ソングボーイズから」

「ファンのみんなに」

「サプライズのコーナー用意しました~♪」

え、サプライズのコーナーって何だろう?

「サプライズのコーナー?」

「え~、気になる~」

「俺、超気になるッス」

「ギザ楽しみ♪」

他のファン達も、ワクワクドキドキでいっぱいみたいだ。

「ファン達も待ちきれないみたいだし、翔そろそろ説明よろしく頼む」

「あぁ」

1つの箱を持った剣君に言われ、翔君が僕達の方を見る。

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