オキナグサ
第10章 安定と安心
じわじわ実感して、羞恥に悶える俺のことなんて御構い無しだ
思い出せば思い出すほど……
うわぁぁぁ……
穴があったら入りたいとはこのことかぁ……!!
俺のおしっこに触っても平気、どころかちょっと嬉しそうだったもんな
俺も、人のはあるけど自分のなんて嫌だし
何より自分のちんこからおしっこが出るの普通あんなにマジマジと見ないよ
はぁ……なんか、一生分恥ずかしがった気すらする
なんてことがあった
現に今も、思い出しただけで顔が熱い
はぁもう嫌だ
朝陽さんは今買い物に行っている
仕事にもちゃんと行くけど、今日はお休みだから
でも俺は知ってる
朝陽さんは例えどこにいても俺のこと監視して、管理してるってこと
朝陽さんが監視カメラを設置してるのは知ってる
知ってるけど、どうしてもトイレが受け入れられなくて部屋の端っこに行って布団に包まってしたことがあった
排泄物はゴミ袋に入れた後丸めて捨てて、それだけでも充分嫌だったのに
その日仕事から帰ってきた朝陽さんは、俺に詰め寄った
「聖くん、今日トイレは?」
「え……した、けど……」
未だ服も着せてもらえてない俺は、裸のままゴロゴロしながら答える
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