
異世界転生が出来ると思ったのにポイントが高すぎる
第2章 後編
柔らかい極上のベッドでゆったりと過ごす。
優しく髪を撫でられ頬に口づけされ、指先を口に含まれる。うっとりと彼の姿とその彼の動作に見惚れていると銀月様はまた髪を撫で話し始める。
「不思議に思うのも無理はない。お前が望む様に絶頂は迎えたが精をはき出してはおらぬ」
「え? そんなことが出来るのですか?」
「お前も絶頂を迎えたからといって何かが放たれるわけではないだろう」
「ま、まあ確かにそうですが」
そういわれたら納得もするけど、でも、納得ちょっといかないなあ。
「私が精を放つと孕んでしまうのだ」
「は、孕む!」
銀月様の子供を孕む!?
「妖狐は繁殖力が強いのだ」
彼と私の子供だと人外のクオーター?綺麗な子供だろうなあー。耳と尻尾どうなるんだろう?狐耳ってどうやって掃除する?綿棒?綺麗な宝石ような瞳はそのままなのだろうか。
銀月様と愛し合って子供が産んで育てられたらどんなにいいんだろう。銀月様は私の事どう思ってくれているんだろう。私の気持ちは会えば会うほど募っている。彼と会うためだけに(らぶえっち的な意味でも)毎日善い事をして頑張ってポイントを貯めている。
「あの、ポイントって恋愛成就にも使われたりします? 女子ならよく好きな人と両想いになりますようにってお願いしに来たりしませんか?」
「ポイントはもちろんその願いに変換されるが、相手の気持ちを変えるわけではない。どんなにポイントを貯めてもまやかしの術のように人の心を変えることは出来ない」
「そうなんだ……」
恋が叶うということを要約すると、願いを叶えるためのポイントは、好きな人と偶然会えたり、話す機会が増えたりとか物理的な状況が増えるらしく、あとは高ポイントほど『徳』が高くなっているので愛され度も上がっているという。つまりポイントを貯めるということは本人の魅力が高まっていることなのだそうだ。
優しく髪を撫でられ頬に口づけされ、指先を口に含まれる。うっとりと彼の姿とその彼の動作に見惚れていると銀月様はまた髪を撫で話し始める。
「不思議に思うのも無理はない。お前が望む様に絶頂は迎えたが精をはき出してはおらぬ」
「え? そんなことが出来るのですか?」
「お前も絶頂を迎えたからといって何かが放たれるわけではないだろう」
「ま、まあ確かにそうですが」
そういわれたら納得もするけど、でも、納得ちょっといかないなあ。
「私が精を放つと孕んでしまうのだ」
「は、孕む!」
銀月様の子供を孕む!?
「妖狐は繁殖力が強いのだ」
彼と私の子供だと人外のクオーター?綺麗な子供だろうなあー。耳と尻尾どうなるんだろう?狐耳ってどうやって掃除する?綿棒?綺麗な宝石ような瞳はそのままなのだろうか。
銀月様と愛し合って子供が産んで育てられたらどんなにいいんだろう。銀月様は私の事どう思ってくれているんだろう。私の気持ちは会えば会うほど募っている。彼と会うためだけに(らぶえっち的な意味でも)毎日善い事をして頑張ってポイントを貯めている。
「あの、ポイントって恋愛成就にも使われたりします? 女子ならよく好きな人と両想いになりますようにってお願いしに来たりしませんか?」
「ポイントはもちろんその願いに変換されるが、相手の気持ちを変えるわけではない。どんなにポイントを貯めてもまやかしの術のように人の心を変えることは出来ない」
「そうなんだ……」
恋が叶うということを要約すると、願いを叶えるためのポイントは、好きな人と偶然会えたり、話す機会が増えたりとか物理的な状況が増えるらしく、あとは高ポイントほど『徳』が高くなっているので愛され度も上がっているという。つまりポイントを貯めるということは本人の魅力が高まっていることなのだそうだ。
