箱……戎
第2章 ハッピーニューライフ
ミキヒサ…?いや、違う!私は…
ミキ
「あなた――――…おかしいわよ」
母は私をそう言った…
私のなかではおかしいことなんて何一つ無い…
女として父を愛していたし…
母は恋敵だった…
どんなに…背が延びても…
脛毛が濃くなっても…
骨格がガッチリしてきても…
私は女だった…
貧乳で股間に大きなクリトリスが生えているだけの…
私は女――――…
初恋の父とセックスをするのが夢の…一人の女…
私はどこもおかしくないし…
誰にも避難されることは…していない!
なのに――――…母は私が病気だと世間から隠すように育てた…病院に通わせようとした!
でも、父は私を認めてくれていた――――…ちゃんと話を聞いてくれた…
「お父さん大好き」
そう言うと
「お父さんもミキヒサが大好きだよ」
と、微笑んでくれた…
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