無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

あれ？

朝は、特に仕事関連の打ち合わせとか、来客はないのか。

「妄想力補給後、今週に行われるイベントの打ち合わせに、郁君が来る予定なんだ」

「そうなんすね」

その時、郁さんから１通のメールが届く。

「でも、録画して溜まってるアニメを一挙に見たいので、打ち合わせは居留守使ってバックレて―――――」

「いやいや！
打ち合わせを、バックレるのは駄目ですよ！」

小太郎さんの発言に、慌ててツッコむ。

「大丈夫！
前も同じ理由で同じ事して、郁君に怒られたけど今回は体調不良って事で！」

「駄目っすよ
今、郁さんから『先生が、打ち合わせバックレないようによろしくね♪』ってメールきました」

最初は、何の事かと思いながらも返事のメールを送ったけど、そういう事だったのか。

「チッ、既に郁君の根回しが…。
流石は、郁君」

「そういうわけで、バックレようとしても駄目っすよ」

「大喜君、今日の朝飯美味しいね♪」