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大型犬との同居~Remake Of Story~

第3章 ~飼い犬から飼い主への奉仕~

「あ、もうちょっとで昼か」

「俺、買い物行って来ます」

「お願い」

俺は、財布を自分の部屋へ取りに行って、新しく買ってもらった服とズボンに着替える。

そして、変装アイテムのカツラと帽子と伊達眼鏡を、身に付けて外へ出かけた。

◇道中◇

「今日の昼は、野菜とキノコ入りの醤油ラーメンと白飯~♪」

同居生活が始まり、2日目から小太郎さんから合鍵を渡されて、食費も1週間分も渡される。

最初、1ヶ月分をまとめて渡されそうになったけど、それはちょっと怖かったので1週間分だけ受け取った。

「1週間1万円生活、よく考えて買わないと……あっ…。」

昼飯の材料が入った袋を持ちながら歩いていると、前方で借金取り3人組が辺りをキョロキョロしていた。

「気付かれませんように…。」

俺は、少し俯きながら借金取り達の横を通り過ぎる。

「……ふぅ…。」

良かった、今日も気付かれなかった…。

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