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大型犬との同居~Remake Of Story~

第3章 ~飼い犬から飼い主への奉仕~

負傷した今の体力的に、逃げ続けるのがちょっとキツくなってきた…。

まだ、借金取り達との距離があっても……このままじゃ、いずれ捕まってしまう…。

「待てやぁああああ!!」

「300万円返せ、アホンダラァ!!」

「逃げんじゃねえぞおおオオオ!!」

借金取り達が、怒鳴りながら追いかけて来る。

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁっ」

もう少しで歩道だ…。

◇梅田・歩道◇

「次は、どこに逃げれば…。」

「そこのお兄さん!
早くこっちに乗って!」

「えっ?」

急に大声で言われて驚きながら、信号待ちで道路に止まってる一台の車の運転手を見た。

俺より見た目が若いけど、年下か同い年くらいか?

その運転手は、助手席の方のドアを開ける。

「事情は知らないけど、アイツらに追われてるんでしょ!
早くしないと、お兄さんが捕まって酷い目にあっちゃうよ!」

俺は、路地の方を振り返る。

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