テキストサイズ

ジッパー様

第21章 ジッパー様との出逢い

 二人で私を共有する?
 私はまた我慢し続けなければいけないの?
 好きでもない人と結婚して、好きでもない人の子供を産んで、父の子も産んで……。


「……うっ!」


 私は父のペニスから口を離した。胃から何かが込み上げてきて、吐きそうになった。


「どうした、シホ」

「大丈夫かい? シホ」

「……っ……」


 二人は心配して私の様子を伺っている。


「……ごめんなさい、今日は無理です……」


 やっとのことで言葉を絞り出すと、


「え? これからなのに、やめると言うのかい?」


 ルークから出た言葉は自分勝手なものだった。


「仕方がない、シホはベッドに横になりなさい」

「お父様……」


 父はわかってくれた……とホッとしていると、


「今日は舐めなくていい。その代わり、沢山お前のを舐めさせてくれ」

「!?」


 父はそう言うと、私のドレスを剥ぎ取り、私をベッドに押し倒した。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ