硝子の指輪
第2章 隙間から除く谷間
俺だけさっぱりしているのもあれだと思い、
「あ、シャワー浴びてきていいぞ」
と言った。
そうすると淡々と彼女は
「じゃあ、失礼しますね」
といい、パンツにブラなしワイシャツでその場に立つ。
「橋田ちゃん!!!ダメだよ!無防備過ぎだから…」
彼女は再びムッとした顔をした。
俺が…というか女の子はダメ。
「…え、今更?」
その言葉を無視しつつバスタオルを体に巻きつけて体のラインを見せないようにする。
「だめだめ!襲われちゃうからね!」
あくまでも俺は先輩。
それを忘れてはいけない。
「……っ」
何かを言いかけた彼女は頬を熱くさせていた。ドキッとさせられた。
可愛い顔して、あの魅力的な身体。
俺は……
「しんどすぎる……」
いろんな意味で。
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