硝子の指輪
第2章 隙間から除く谷間
「はぁ…んっ」
舌を混ぜて、ゆっくりと。
焦れったい。
「…はぁっ、せんぱい…んっ」
可愛い。
「橋田ちゃん、誘うのはもうやめてな?」
そう言って、俺はまだ止めなかった。
胸に手が落ちる。小さく主張する突起を指でピンっと跳ねる。
「んぅっ」
彼女は顔を逸らした。
「そらしちゃ…ダメだぞ」
そう言って俺は彼女とキスをする。
甘くて濃厚で…まるでチョコレートのような感覚だ。
「はんっ…ん…!」
体をビクビクさせている彼女と目が合う。
エロい。
いつも可愛い後輩がエロい。
後輩…。
ふと我に返った。
この子は俺の彼女でもなく、奥さんでもない。
急にやってはいなかったと言う背徳感に襲われ、彼女から離れた。
「せんぱい…?」
だめだ。
服を着させよう。
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