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真知子からの招待状

第2章 来るべき現れた女

伊達は私の様子に動じることなく

私に指示に従い

未だ眠っているお嬢さんを抱きかかえる。


『真知子を頼ってくるかもしれない』


平井直也の言葉が甦る。


「部屋の空きはあるわよね?」

「早急に一部屋ご用意致します」


お嬢さんは後部座席で

未だ眠り続けている。


伊達は立ち入った質問は一切しない。

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