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お医者さんは何でも知ってるっ

第3章 ③




『ごめんね』


先生がそう言うと、生暖かい聴診器が肌に触れた。




「っ…」



それは胸の真ん中から始まり、僅かに左にそれる。




脈打っているのが自分でも分かるくらいに、心臓は忙しくなっていった。





『次背中。』



看護師さんにクルリと体を回された。



背中は、2,3個ポイントを聞くとすぐに終わった。



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