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COLOR’S~殺したのは私~

第4章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)①

エアコンの設定温度は18℃だというのに
部屋中は熱気で包まれていた。

「成功したら金払えよ!一人一万だ!」
「上等だよ!な!哲也!」
「払ってやんよ!その代わり失敗したら
一茶が俺らに一万ずつ払えよ!」
「あったりめーよ!俺が二万貰った───!!!」

最悪失敗したとしても、母親から留守番代として預かった二万円がある。

両親が帰ってくるまでの間
飲まず食わずで過ごすことになるが。

「さてさて、誰がおいらの餌食になるのかなぁ」

舞い上がっているふりをしながらも
心臓の鼓動が次第に速くなる。

二万円ゲットを糧にして自分自身を奮い立たせる。

携帯電話を持つ左手が震えだす。

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