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『うさぎさんですか・・・

どうぞ・・・こちらに』





『・・・。はい・・・』




さすがにマリアも

一瞬、呆気にとられた様子






マリアと良い勝負ってくらい

幼顔の店員・・・

ブリーダーって言うのか？

女がマリアを案内する




幼顔・・・って言っても

こっちの女の子は

〃年齢相応〃なだけかもな？

(笑)






『あの・・・その子

お迎えしたのはいつ頃ですか？』







無愛想な店のおねーちゃん(笑)が

唐突にマリアに質問した





『え？・・・～～あ

昨日・・・です』






『・・・』







聞くだけ聞いて

イキナリ黙るオネーチャン



(笑)




おいおい・・・カンベンしろよな？




どんな店員だよ、このガキ(苦笑)







『あ・・・の・・・？』





沈黙と…無愛想に(？)

耐えかねたマリアが

聞き返した







『・・・。

あ・・・その、ウサギさんは

とっても繊細な生き物です。

見たところ、この子は

生後・・・１ヶ月か、そのくらい。

そんな時期の子を・・・それも

迎えたばかりの子を

外に連れ歩くのは・・・厳禁です』






『え・・・』





店員の言葉に

マリアは慌てふためくように

動揺していた







『迎えて１週間程度は

この子のお家にバスタオルか何かで

目隠ししてあげて、まずは

新しい環境に慣れさせてあげて下さい』






『・・・』






そう言って店員の女の子が

マリアの持つバスケットに

そっとタオルをかけた







『ご・・・ごめんなさい』






なんかマリアのやつ萎縮してるし






てか、なんだよこのガキ




仮にも客だぞ？おい・・・





なんか俺は気分悪くなって



さりげに


その場をはなれて



店にいる猫や犬を眺めて

ウロウロしてた





無責任？





うっっっっせぇ～～よっ(笑)