痴漢電車
第1章 悪夢の始まり
月島亘
彼を好きになったのは
一年前、高校の入学式の時だった
亘「古文を担当する月島亘です、26歳
独身です」
女子①「かっこいい」
女子②「この高校にして良かった」
千佳「…」
女子はみんな
月島先生の見た目に惚れていた
背が高いのに顔が小さく髪もサラサラで
華麗にスーツを着こなして
かっこよかった
亘「よろしくお願いします」
千佳「…!!」
だけど千佳が月島先生に惹かれた理由は
見た目のかっこよさではなく
ある部分だった
千佳「綺麗な指…」
スーツの袖から見えた月島先生の手と指
手の甲はゴツゴツしてるのに
指は細く綺麗だった
亘「じゃあまず、教科書の…」
千佳「…」
その日から彼の指を目で追うようになり
千佳は彼の指に惹かれていった
そしていつからか…
千佳「っ…ぁあっ!!あ…」
いつからか自分の指を彼の指に見立て
一人エッチをするように
なっていた
千佳「月島、先生っ…」
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