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第12章 きりきり
N「・・・・というわけで。というわけです。」
外で話す内容でもないから、と
けんちゃんの部屋にやってきた。
ゴムが減ってたって話の最中は、
険しい顔してたのに、
謎のジェルのこともついでに、と話すと、
ん?とけんちゃんが困ったような顔をした。
三「う〜ん・・・、とね〜・・・。 」
半分笑って、半分困り顔のけんちゃん。
ずいぶん溜めるな。
三「それさ〜、相葉はにのと使うために用意したんだと思うよ?」
は?
N「どゆこと?」
三「だぁ〜かぁ〜らぁ〜・・・。」
盛大にため息ついたけんちゃんが
ガシガシと頭を掻きむしってる。
三「にのと!エッチするため!」
N「・・・。」
固まる俺を余所に、
相葉も大変だ〜とボヤくけんちゃん。
俺と?相葉くんが?エッチ?
N「・・・できるの?」
三「 それはオニイサンも未知の世界だ。」
そう言っておもむろにスマホを操作し、
ズイッと俺の前に差し出した。
そこには真っ黒な背景の怪しげなサイト。
三「 これでもみて勉強しなさい。」
男同士のセックスに関する情報が載ったそのサイト。
時折、図解なんかもついてて妙に生々しい。
けんちゃんから受け取った携帯で、
どんどんスクロールしてページを読んでいく。
・・・。
・・・・うわぁ。
・・・・・・・・へー。
・・・・・・・・・・・おぉう。
三「おい!変なページ開くなよ?!」
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