
過激性癖短編集【BL】
第2章 放課後の先生はいつもと違う
「ここがなんでこうなるかは、わかったよな?…じゃあ次、30ページ開けて」
どさくさにまぎれて、ドアを開けられる前に大声を出して中に人がいることをアピールする。
速くなった心臓の鼓動がゆっくりと収まっていく。
「焦った…」
女子生徒たちはゾロゾロと大きな足音を立てて他の教室へと歩いていったようだった。
ふと斗真に意識を戻すと、さっきよりも中は締まっている。
「あれ…見られるかもって興奮してた?変態だね…。他の人たちに俺達のこと知ってほしかったの?それとも自分の痴態が見られたかった?」
「そんなこと…ないです」
「大丈夫。俺が、いーっぱい見てあげるから」
