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好きって言わない!

第30章 台風ジェネレーション。




M side




M「ニノ・・・何してんだ。」




浴衣姿のニノは、温泉に入りに来たわけじゃなさそうだ。
泣きそうな顔で、俺を見ている。



・・・見られたのか。



M「ほっといてくんねぇ?」



N「でも・・・」



何か言いたげにしながらも口を噤むニノに、イライラする。
引いてるなら別にそれでいい。




N「・・・翔と、ケンカしたのか?」



M「・・・・・は?」



N「ケンカ。」



M「・・・してねぇけど。」




別に仲良しではないが、ケンカもしてない。




N「・・・じゃあ、いつもエッチってあんな感じなの?痛いの?」



M「はぁ?!」



真剣な表情で、何言ってんだこいつ!!



N「なんか松本しんどそうだし・・・」



M「え、まぁ、怠いけど・・・」



N「怠い?!」



M「腰痛ぇし、変に力入れてると疲労感が・・・」



って何普通に答えてんだ俺!!



N「腕、血ぃ出てる!!てか痣にもなってんじゃん!!」



M「え?」



あ、ほんとだ。
腕も擦りむいてたか・・・
気付かなかった。



N「・・・全然イメージと違う。」



M「は?」



N「松本、いま幸せハッピーるんるんって感じ??」



M「はぁ?!るんるんって・・・
んな訳あるか!!
バカじゃねぇのお前!!」



俺、そんなキャラじゃねぇだろ!!



N「違うの?!」



M「違うわアホ!!」



N「衝撃・・・」



M「俺のが衝撃だ。」



N「エッチしたらラブラブになるんじゃねーの・・・?」



M「なっ・・・別になんねーよ!
気持ち悪ぃ!!」



俺と櫻井がラブラブって・・・
あり得ねぇ!!






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