好きって言わない!
第2章 知らんぷりの恋。
ぬくぬくの布団にくるまって眠るのは気持ち良い・・・
N「ん・・・」
ゴロンと寝返りを打って、またきゅっと布団を掴んでくるまる。
A「ぷっ。」
・・・・・・・。
ぷ?
N「?!」
一瞬で覚醒して目を開けると、そこには俺の頭を撫でながら笑っているまーくんがいた。
A「あ、起きちゃった。」
N「何やってんだ!!!」
俺の頭に置かれた手を叩き落としてやると、さらに笑い出したまーくんは涙目で俺を見る。
A「何やってんだはコッチのセリフ!
人のベッドで寝てんなよ!笑」
N「あっ・・・」
確かに、それはそうだ。
A「しかも、超気持ち良さそうにグッスリ寝てんだもん。」
N「さ、寒かったんだよ!
お前窓開けっ放しだったんだぞ!」
A「え、ウソ。」
N「網戸まで開けてるってどんな状況だったんだ。
おかげで部屋がすげー寒くて、布団にくるまってたんだよ!」
A「そこに、木があるだろ?」
N「は?」
まーくんの部屋の窓の外には、確かに大きな木がある。
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