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無表情の宇野くん

第68章 宇野くんと黒板。

宇野くんは掃除で、黒板係です。


黒板を綺麗にするという、まあ効率が悪く考えられた係ですが、宇野くんはそんな係を気に入っている様子で、なぜならそれは、五味さんも黒板係だからだ。


背が低く「んっ」と背伸びしている五味さんを見かねて、宇野くんがかわりに消してあげる。


かと思いきや、宇野くんも決して背が高いわけではないので、五味さんと一緒に背伸びしているわけなのだが。二つの意味で。

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