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無表情の宇野くん

第62章 宇野くんの作文。

宇野くんが国語の授業で作文を書きました。


発表とかはしないので、喋りはしなかったものの、しかしその文の内容は賞を受賞した。


その作文は廊下に掲載されたので、どんな内容なのかと、私と五味さんは見物しに行った。


その内容は、ショートカットで笑顔が眩しい少女と、寡黙な少年のラブストーリーだった。しかも、ラブの先までありの。


私は五味さんの目を手で覆った。


いや、まさかね。

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