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だけどそれを出してしまうのが嫌で

…少しでも相葉さんのものを自分の中に取り入れたくて

唾液を飲み込もうとして、思わず喉を鳴らした


コク…と喉が動いたのに気付いた相葉さんが、絡めていた舌を離すと

「…苦しい？」

少し心配気に見つめてきた


「ううん、…へい、き…」

もっとキスしていたくて、離れた唇を追い掛ける

だけどそれは敵わなくて

触れる直前でかわされてしまった


「なん、で…」

キスを拒まれた、と言う事実が突き刺さる


「ああ、そんな顔しないで」

相当悲壮感に満ちた顔だったのか、相葉さんが宥めるように耳許で囁いた

「嫌なんじゃないから。…もっと、かずに感じて欲しいから」


「ん…っ」


態勢を整えた相葉さんが、舌で身体を舐めながらどんどんと下にずり下がっていく

「あ…っ、ん…」

臍の窪みにキスをされた時、相葉さんの言った言葉の意味を漸く理解した俺は

あまりの羞恥に思わず身体をずらそうと肘を立てた