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「……くん？…潤くん！」

「あ、ニノ……」

後ろから呼び掛けられて、ハッと我に返る。

「どうしたの？」

その場に立ち尽くしてなかなか動くことが出来なかった俺に、ニノは心配そうな表情を浮かべた。

「あ…、ううん。なんでもない」

「ほんと？ならいいけど……」


ニノに続いて楽屋に戻っても、いつもと何ら変わりのない空気が俺を包み込む。

「あ、おかえり～」
「潤、帰ろ？」
「…うん」
「大ちゃん、松潤が来るの今か今かと待ってたんだよー」
「もう待ちくたびれて寝そうだったよ～」
「智くん、頑張って起きてたんだよね(笑)」
「おじさんの場合、常に眠いでしょ(笑)！」


皆も知らないの？


それとも俺が知らないだけ……？