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「痛かったけど……辰巳さんとのエッチは
大切な財産だよ。嬉しかった。ありがとう」


当初とは全く別物の財産を手に入れた。


初めてのエッチ……


好きになった人と経験が出来て
これ以上の財産や宝物なんて
他に思い付かない。


「本来の俺なんて、清香に褒められるような
人間じゃないよ」

「ぅぅん。私は私で辰巳さんの素を見れたって
思っているから、それで満足だよ」

「素の俺か……自分でもよく分からないけど
清香が満足なら、それでいいか」