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「いいの？遠慮しないよ。ホントにいいの？」

「ホントにいいですよッ。鮭と明太子
2つともどうぞッ」

「ありがとう。じゃ、サンドイッチどうぞ」

「ありがとうございますッ。実は辰巳さんの
サンドイッチ、密かに狙っていました」


人見知りの私が初めて会った人に
冗談を言えるくらい進展があった。


「いただきます。鮭と明太子、どっちも
好物だから、どっちから食べるか悩むな」

「おかずも全部食べちゃってくださいね。
ぁッ、お口に合えばの話ですけど」


カレシとピクニックをしている気分。


凄く楽しい。