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そんなやり取りの後

ももの元気で可愛いイメージで
オレンジのバラを使った花束を作ってもらった

白いランとカラーも入れてもらって
甘すぎず爽やかなブーケに仕上がったそれは
ももにとってもよく似合う

「はい、どうぞ。お姫様」
「うふふ、ありがと、雅紀にぃに」


そうして、花束を抱いたももと一緒に店の外に出たところを
撮られたみたいなんだけど　全く気付いていなかった

事務所に呼ばれて買い取った記事と画像を見せられた時は
ホント驚いたよ

『年齢差カップル』とか『秘めた熱愛』とか
俺にとっては笑っちゃうくらい的外れなんだけど
こういうのを鵜呑みにする人たちも居るんだから
とにかく軽々しい真似はしないように、と注意され
はぁい、と肩をすくめる

たとえこの記事が出ていたとしても
俺とももが、だなんて信じるのはほんの一部の人だろう

それでもとにかく　メンバーに迷惑がかからなくて良かった
と、ほっとしかけて思い直した