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5色の星☆アソート

第7章 目覚めたら SN2 ニノ


2-2

酔いつぶれた翔ちゃんは とてつもなく重かった。

けど「手伝おうか?」なんてくすくす笑う大野さんを固辞して、
肩を支えながら 俺の部屋までなんとか歩いてもらった。
もうきっと明日には このあたりの記憶はないんだろうな・・・
と思いつつ。


ベッドに投げ出すように下ろした後、靴や服を脱がせるのも一苦労。

さすがに下着まで取り去ることは出来ずに 自分も下着一枚になってベッドに滑り込む。

その頃には翔ちゃんはもう鼾をかいて夢の中。

その首筋に顔を埋めると 翔ちゃんのいつもの香り。

深みのある男っぽい香り。
翔ちゃん、ツアー先にまで いつも使ってるコロン持ってきてるのかな・・・

目を閉じて、翔ちゃんの香りを胸いっぱいに吸い込んで・・・くらくらするような幸福に酔いしれながら 俺も眠りに落ちた。



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