ねぇもう嫌・・・
第23章 夢のようで 涙はきっと現実
「いーい?」
「…っ?」
先生に話しかけられて、慌てて目線を先生の顔から服の襟元に降ろす。
「逃げないでね?」
「…ぇ…?」
先生が何か言葉を発する度に、泣きそうになる。
もう既に口はへの字に曲がっていて、目はうるうる。
目を閉じたら涙がこぼれそうだ。
「そんなに泣くことじゃないよ?」
先生はそう言いながら白い容器からゼリーを少量手に取った。
そうしてその手が、私の視線から下に外れた。
そろりそろりとソコに近づくその手の気配。
どうなるかなんて分かってる。
お願い、もうやめて…っ
遂に先生の手の先端が私に触れる…
「ぅッ…、…っ」
大声で泣き叫びたい。
少し触れただけでも私は十二分に反応してしまう。
こねくり回すような手の動きに翻弄されていく…
「ン゙、ッ……ッ……」
ソレから逃がれようと勝手に体が動く。
そのせいでどんどん頭の位置が上に行き、もう頭が台からはみ出そう
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