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ねぇもう嫌・・・

第23章 夢のようで 涙はきっと現実






そのまま昼になり、昼食を食べて午後に移る。





先生は一日中居られるらしく、私が寝るまでそばに居ると約束してくれた。





先生は、外に行こうか?と言ってくれたけど、このまま此処でふたりきりが良くて断った。





「ごめんね先生…」





泣き止み落ち着いてくると、私は一言告げた。





「ん?」





あの時のように、私が何か言うと必ず聞き返してくれる。





多少の面倒くささも、先生らしくて好きだった。





「私の為に、ココまで来てくれて。」





「いいのっ。」





先生はニコッと笑った。





それを見て私は首を横に振る。





「正直、私もう耐えられない…と思う…。」





やっぱり口にすると涙が溢れそうになる。





「そっか。」





何か言ってくれると思ったのに、呆気ない返事でびっくりした。





「耐えろなんて言わないよ。でも、終わればへっちゃらでしょ?」





素直に頷けないや。





「大丈夫だよ、柊は分かってくれてるから。柊だって陽菜ちゃんが素直に従ってくれるとは思ってないと思うし。」





若干皮肉を混ぜて先生は笑った。





やがて私たちは、医師につられて検査室に向かった。





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