
ねぇもう嫌・・・
第22章 時に神を憎むほどの出来事が襲っても…
「っ…」
柊先生の手が肩に触れ、身体がきゅっと縮こまる。
「嫌ぁッ…!」
突然体が宙に浮いた。
『暴れない暴れないっ。』
柊先生に抱っこされて、そのままベッドin。
せっかく身につけたパジャマが
瞬く間に柊先生の手によって剥がされていった。
「…っ」
両手を口元に当てたまま両膝を立てて、
私の身体に近づく柊先生の胸元を見つめる。
『…ね、俺の顔見て?』
「…」
そう言われて、目線をもっと下に下げた。
『…もうさっきの俺じゃないから。
…この二人に協力してくれるか?』
余計な肉など無いぺったんこの柊先生の腹部、
はらりと揺れる白衣。
「…」
もう、自分の欲求の為の検査じゃないってこと…?
じゃあ、本当に私は…異常があったんだ…。
柊先生の後ろで神木先生と如月先生が準備してる…。
「やだ……っ」
涙が目の淵から零れた。
ベッドから降りようとしても、柊先生に抱えられて引き止められてしまう。
「っ…」
