
今日も明日も 2nd season
第41章 このままもっと
にのの声がどんどん高くなり、抑える事も忘れた頃
「イキたい…?」
そう促せば、にのは必死になって頷いた
「イキた…っ、あいばさ…、お願い…!」
俺の手に自分のそれを重ね、無意識に動かそうとするそれは、自慰をしているかのように淫靡で
見てはいけないものを見たような興奮に駆られていく
「…にの」
握った手に力を足して、一気に絶頂まで追い詰めて
「ああっ、…イク…っ、イッ…、え、あ…っ」
まさに熱を吐き出そうとしたその瞬間に、わざと全ての刺激を与えるのをやめた
ギリギリまで追い詰めて、その最後を許して貰えなかったにのが、大きく身悶える
「なん、で…っ、やだ…っも…!」
寸での処で止められた苦しさに、ぼろぼろと涙をこぼしながら俺の腕に爪を立てた
イク直前で止められる辛さは同性だから充分に分かる
だけどそれでも
今はイカせるつもりはなかった
渦巻いた強すぎる疼きを抱えたままにのの中に入れば、そこには間違いなく大きな快感が待っている
それを分かち合いたかったんだ
