テキストサイズ

今日も明日も 2nd season

第40章 SS: Sweet Kiss


“好き“ が普通だから、相葉さんはああやってさらりと口に出来たんだ


どうしよう

嬉しすぎて泣きそう


だってさ

今、本当に相葉さんと両想いなんだって実感がふつふつと沸いて来てるんだもん

やっぱり、曖昧な時なんかとは比べ物にならないよ



相葉さんと繋いでない空いた手を、同じように背中に回す


俺よりも遥かに広い背中に何だか安心する



「ちゃんと顔上げてよ」

どことなく弾んだ声

ポンポンと俺の背中を叩くのが心地好い


「ん…」

素直に顔をしっかり上げれば、優しい笑顔の相葉さんがそこにいて



そしたらもう、言葉なんか必要ない


お互いどちらからともなく顔が近付いて

…再び唇が重ねられた



わざと音を立てて、啄むキスを繰り返す


「ねぇ…」


仕掛けたのはどちらからなのか

どっちが先に堕ちたのか



気が付いたときには、俺は相葉さんに両腕を首に絡めていて

離さないと言わんばかりに相葉さんとのキスに溺れていた








ストーリーメニュー

TOPTOPへ