無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

チュ、と軽く唇を触れてから、その下唇をそっと舐める

にのの唇は、いつも潤いがあって気持ちがいい


俺が舐めると “お返し“ とでも言うように、にのも俺の唇を舐めてくれる


だから今度ははむっと軽く挟み込めば

やっぱり同じように口を開けて俺のそれを挟み込んだ


暫く唇の感触を楽しんでから、額を合わせて至近距離で見つめ合うと

にのの目尻がほんのりと赤く染まっていく

そして、再び瞳をゆっくりと閉じた



これが合図

互いの両手の指を絡め、引き寄せる


「口、開けて」

結ばれた唇がふわりと弛むのを確かめてから

にののそこをちょん、と舌でノックする


「ん…」

そうすれば、にのの方から舌を出して俺のそれに絡み付いてくるから

それに応えるようにその舌を軽く噛んで引っ張りだした


「んぁ…っ」

それを軽く歯を立てたまま吸いあげると

…にのの口から待ち焦がれた甘い吐息が漏れた