無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

相葉さんは益々困った顔に拍車が掛かって

眉がこれ以上下がらないんじゃないかってくらい下がっている


「知ってる子でさ、1人いるんだ」

変に喉が乾いた気がして、水を一気飲みした

「可愛くて、家庭的な子。…相葉さんに合いそうなんだけど」


嘘

そんな子いないし、いたって絶対紹介なんかしない

「いや、遠慮しとく…」

断った相葉さんにちょっと嬉しくなって、思わず顔を見て微笑んだら

相葉さんもつられて笑うから

“遠慮するなら早く告白しろよな“ ってせっついた


何かホント焦れったい



相葉さんはさ、何で気付かないわけ？

俺も、かなり分かりやすくアプローチ掛けてるんだけど


柄でもなくメールに❤マーク付けてみたり

○○って面白いらしいよ！って行き先を提案してみたり

一緒に遊ぶように仕掛けてるんだけど




それとも

相葉さんこそ、わざとはぐらかしてるの？


もしそうなら


…俺の方こそ、自信無くしそう