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「雅紀…横になって？」

まだどこか警戒してるから、俺も慎重に進めていく

雅紀が言う “可愛い姿“ を作りながら、恥じらうように雅紀を見つめて

片手をゆっくりと背中に這わせた


「雅紀…」

無理矢理涙を浮かべて潤ませた瞳

これくらい簡単


「にの……」

体を起こした雅紀が、俺の隣に横になる


「雅紀、ありがとう❤…」

思わずにんまりしそうになってしまい、唇にキスをしてごまかした


焦らない焦らない


今飛び付いたら、それこそ元の木阿弥

せっかくのチャンスが無駄になる


雅紀のズボンに手をかけて

「…脱がしても、いい？」

“恥じらい“ を演じたまま、わざと視線を逸らす

「うん…」

おずおずと、下着ごと降ろして行くと

それを雅紀が引き継いで、自ら取り去ってくれた


まるで、初めてそこに触れるかのように手を滑らせる

わざとソコに少しだけ指を掠めさせて、すぐに引っ込めてやれば


雅紀の腰が小さく揺れたのが分かった