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今日も明日も 2nd season

第35章 世界一可愛い恋 *青×緑*


嫌、どころか

やたら心臓がバクバク言ってるし


こんな軽いキスじゃなくて、もっと深く欲しいって思っちゃってるし


「ねえ、…嫌だった?」

再び同じ事を聞いてくる大ちゃんは

不安そうな声のくせに、何故かその目は自信に溢れていて


「んーん…嫌じゃ、ない」

上手く、笑えてるかな、俺

俺の恥ずかしい気持ち、ちゃんと隠せてる?



「んふふふ、…でしょ?」

大ちゃんが益々嬉しそうに笑う



「相葉ちゃん、絶対俺を好きだもんね」


…そうだよ

本当は、ずっと好きだった


メンバーとしてじゃなくて、そういう意味で


でもさ、普通気持ち悪いじゃん

だから自分一人で、胸の中に押し込めてた



「なんで…?」

どうして、大ちゃんは気付いたんだろう

大ちゃんの俺に対する気持ち、同じなの?



「えー…なんでって

…なんとなく?」

よいしょ、と俺の上からようやく降りた大ちゃんが、横たわる俺の隣に腰を降ろした


「なに、なんとなくって……」

「だって、分からないから」

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