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今日も明日も 2nd season

第33章 ほのかに甘くholiday From A



すっかり脱力感に二人とも襲われた


だけど体だけは洗おうと、一緒に風呂場へと気怠いながらも向かった


お互い何も話さない


だって本当は、これで終わりじゃない事を知ってるから


…でも、何も準備なんてしてないから

今日はこれ以上は進めないのも分かってる


二人で体を洗いっこして

昔みたいに泡だらけにしてふざけながらも


何故か言い出せないもどかしさ


でもここはさ
…俺がリードしても、いいよね?


ってかさ、しなきゃ進まないよね?


シャワーで泡を流し、さっぱりしたところで
ぎゅっとにのを抱き締めた


「今度は……にのの全てが欲しい」

「あ…」

「意味、分かってるでしょ?」

せっかく白く戻っていた肌が、途端にまた赤くなった


「…いいよ、その代わり」

にのの手が背中に回る

「もう、離しちゃダメだからね」

“相葉さんのものに、なってあげるから“


「…離すわけないでしょ。もう、どんだけ一緒にいるの

…意味が変わったら、余計離す気なんてないから


だからさ

今度は安心して抱かれてね❤」

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