
今日も明日も 2nd season
第33章 ほのかに甘くholiday From A
向かい合って、俺の上に跨がったとこで
…もう、箍は外れた
「あ…っ」
さっきから目の前に晒されてる首筋に顔を埋めると、にのが首を竦める
だけど、そんなのはお構いなしに首筋から耳に唇を寄せ、柔らかい耳朶を甘噛みすれば
「ん…っちょっ…待って…」
俺の肩を押して、身体を離そうとするから
腰に手を回して逃がさないように自分の方へ引き寄せた
「…本当に、スルの?」
戸惑ったような、小さな声
「今さら何言ってんの…」
ー…いいよ、って言ったのは誰?
「抱くからね」
そう言って、耳に息を吹き掛けるようにチュッとキスをしたら
「もう…っ」
にのが首を竦めながらもクスクス笑い出した
「はい、ばんざいして」
「へ?」
突然だからか素直に両手を上げるにの
その隙にTシャツをスポンと脱がしてしまった
「あ!こら!」
「素直だねー、にの」
クスクス笑いながら取り去ったシャツを、遠くに放り投げたら
「じゃあ、相葉さんも脱げ!」
にのも負けじと俺のシャツに手を掛けた
