
今日も明日も 2nd season
第33章 ほのかに甘くholiday From A
でもそんな気持ちは心に隠した
だって、こんなのは普通じゃないんだから
何とかスマホが繋がって、マネージャーとも連絡が着いて
俺のせいで迷った事も報告されて、謝るしかない俺に
未だに聞こえる蛙の声に脅えるにのが
「相葉さんが抱っこしてくれれば平気でしょ、…迷った責任取ってよ」
なんて笑ってくれたから
俺も調子に乗って
「お前なら軽いから…ずっとしててやるよ」
女の子を口説くみたいに囁いたら
さっきの比じゃない位にぶわっと赤くなっちゃうから
俺まで顔が熱くなったじゃないか
もう、訳判らないくらい二人で照れてる
ふざけたやり取りなんてしょっちゅうなのに
今日はいちいちちょっとした事にドキドキする
その時
ゲコッと言う鳴き声と同時に俺の足元に、かなり大きな黒っぽい蛙が姿を見せた
「うわっ!」
さすがにこれには俺も驚いて、後ろに下がる
そして
その蛙を思い切り目の当たりにしたにのは
「もぅ、やだあああああ!!」
悲鳴を上げて俺にギューッとしがみついてきた
