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「こら…っ」

更に前屈みになった大野さんに爆笑しながら


「先に行くからね」

意地悪くウィンクして、大野さんをその場に置き去りにドアを開けて廊下に出た


…最後までしたって良かったのに

なんて、ちょっとだけ思わなくもないけどね




だけどとりあえず、こっちから仕掛けるのはやめよう


…それは良い教訓になった


でもね

本当に嫌がる事はしない大野さんだから

…たまには仕掛けてもいいかもね



愛して欲しくなったら

また俺からチューしちゃうかもよ？


そしたらまた、大野さん困っちゃうのかな



そんな優しい大野さんだから

今までも、これからも、ずっと大好きでいられる気がするよ



出逢ってくれて、ありがとう


…愛してくれて


……ありがとう






End